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真空にしたガラス管の中に水銀ガス等を入れ、電圧をかけて放電させる。
このときに発生した紫外線が、あらかじめガラス管の内側に塗られた蛍光塗料に当たって、可視光を発光させる。
PDPでは、微小化した蛍光灯すなわち放電セルが数十万集っていると考えられる。
真空の放電空間の中に封入されるガスは、Ne(ネオン)とXe(キセノン)を混ぜたものや、He(ヘリウム)とXeを混ぜたものである。
放電セルの内側に塗られる蛍光体が発する光は白でなく、光の3原色のR、G、Bである。
これら3色はストライプ状に、あるいはモザイク状に配される。
放電セルに電圧をかけると中で放電が起こり、このときに発生する紫外線がセルの内側の蛍光体に当たって、可視光を発光する。
3色の光は微妙に混ざり合って、見る者の目に様々な色として映るのである。
ちなみに、放電セルを光らせるか否かは、2枚のガラス基板にそれぞれ直交するように形成された電極にかける電圧とタイミングにより制御される。
行電極は、走査のための電極で、PDPの横方向に電圧がかけられる。
列電極は、信号電極で、PDPの縦方向に電圧がかけられる。
PDPの放電空間は大変小さいとはいえ、エネルギーが発生する。
電極を保護するための保護層を持つ構造のもの力蟻C型PDP、蛍光灯と同様、電極がむき出しになっている構造のもののc型PDPである。
PDPは、放電を起こす際の電圧のかけ方により、AC型とDC型に大別することができる。
AC型PDPは、電極を透明誘電体層と保護層で覆っているという構造が特徴的である。
絶縁物である誘電体層の表面を介して放電を起こすため、交流(AC)で動作させる。
AC型PDPは構造が比較的単純である。
放電セルを形成するための仕切りの役割を果たすリブ(隔壁)を、DC型PDPではセル状に形成するのに対し、AC型PDPではストライプ状に作るため、解像度をVGA(640×480ドット)からSVGA(800×600ドット)、さらにそれ以上に上げるための高精細化にも対応が可能といわれる。
ただしDC型PDPに比べ、コントラストが低い、電圧をかけてから放電し、発光するまでやや時間がかかるという課題がある。
また、フォトリングラフィ等、半導体製造で用いられている工程が比較的多いため、設備投資額はDC型よりも大きいといわれる。
現在、PDP量産で先行する富士通をはじめ、日本電気、パイオニア、日立製作所、松下電器産業、三菱電機等(50音順),多くのPDPメーカーがこのAC型を採用している。
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